努力を続けるためには努力をしないこと
なにかを頑張ろうと思って努力してみてもなかなか続きませんよね。
これはかなりの覚悟がないと続きません。
でも続かないのには理由があるんです。
それは無理をしているから。
まず頑張れるときはどんな時かを考えてみましょう。
思い返してみてください。
昔、自分が「頑張ってたな」「努力していたな」と思うことを。
程度は人それぞれですが、人生の中で一度も頑張ったことがない人はいないと思います。
その時、自分が何を思い頑張っていたのか。
きっとそれは「○○をやりたい」といったような欲望に忠実なもののはずです。
実際は○○と頑張っていた内容は違うかもしれません。
でも頑張っていたことはその○○を達成するための手段であったはずです。
例えば、受験勉強。
第一志望の大学に合格したい!!そのために勉強を頑張る。
合格と勉強はイコールではありませんが、勉強は合格のための手段です。
そんな目的(欲望)はなく、やらなければいけないから頑張っていた。
という方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、仕事。
仕事を任されたからやらなければならない。やらなければならないから頑張る。
しかしよく考えてみてください。
その「やらなければならない」という中にも立派な目的が隠れているはずです。
この例でいうと、
仕事を任された。(期待に応えたいから)やらなければならない。
または、
仕事を任された。(リストラされたくないから)やらなければならない。
のように実は立派な「やりたい」と思える目的があるのです。
このように頑張っていた時は必ず自分の欲望に沿ったことをしているんです。
欲望に沿って頑張っているときは、頑張っているとは思っていないはずです。
ただやりたい(やらなければならない)からやっている。それだけのはずです。
これを後になって思い返すと、頑張ってたなあ、などと思うかもしれませんがその時は頑張っている感覚などないのです。
では、今なぜあなたが努力を続けることができないのか。
それはその努力しようとしている対象が本当にやりたいと思っていることではないからです。
やりたくないのに頑張ろうとする。頑張り続けようとする。それは無謀なことです。
もし今あなたが努力を続けられなくて悩んでいるのなら、
本当は自分が何をしたいのか考えてみてください。
それがもし今頑張ろうとしていることと違うのであれば、それは頑張る必要はありません。
もしそれが絶対しなければいけないことなのであれば、「やりたい」と思える目的が生まれるときが来るはずです。
自分がしたくないことはしなくてもいい。
努力をするためには努力をしないこと。
やらなければならない(= やりたい )ときが来れば頑張れる。
自分が何をしたいのか。これを見極めることが大切です。